みなさまこんにちは、
いくにです。
先日26日を以てイロリムラ様で開催されていたLamplight展が終了いたしました。
ご来廊くださった方、SNSを通じて感想などお送りくださった方、応援してくださった方々に心よりお礼申し上げます。
本来ならば昨年春に開催されていたはずが、緊急事態宣言により延期となってしまいやっと...!というときにまた大阪での発令が示唆され始めて。
どうなるんだろうと不安もありましたが無事終えられたことは素直に喜びたいですし、主催のしえこは本当に大変だったと思いますので感謝の気持ちでいっぱいです。
延期の決断はつらかったと思います。
ただ搬入して、会場にいて思ったのは「1年延期した」というより「Lamplight展vol.2」って印象のほうが強いなってことです。
作品を総入れ替えしている作家さまもいらっしゃって、本当に昨年動画撮影のために一度並べて展示風景を見た身としては「2度おいしい」といった感じでした。
昨年緊急事態宣言により延期した際、展示だけして動画を撮影、主催のしえこがYoutubeに展示風景をアップしてくれていますので、ぜひ見ていただきたいです。
その空間にいるだけでホッとするような、柔らかい雰囲気をまとった素敵な展示会でした。
作家として参加できて本当に光栄です、ありがとうございました。
わたしはこんな感じで展示させていただいてました。
全3作品です。
手前の大きな作品は昨年刊行した同人漫画「アイの星」の表紙となった作品です。
★アイの星はKindleでお読みいただけます。
あとこの作品は色鉛筆メイキングもありますので、よければ是非..
左下の作品は、昨年の展示にはない、入れ替えた作品です。
マンガの中の村に訪れる光を描いています。何の光なのかは是非漫画「アイの星」を読んでいただければと思います。
以前のブログでもお伝えしました通り、私は今展示を以て展示活動を休止致します。
理由ですが、もちろん漫画との両立が難しいからというのも本当です。
決して器用な人間じゃないので、この両立の悩みはずっと抱えていたものでした。
ですが休止する決断に至ったのは、来年からイタリアに留学に行く決意をしたからです。
…すごい突飛な話で驚かれた方もいるかもしれませんが、これに関してもずっと抱えていたものです。私にとって、「生きているうちに必ず越えなければいけないハードル」でした。
なんで?と聞かれると悩むのですが、なんとなくずっとそう思って生きてきました。
小学生のころから海外に興味をもち、ずっと「海の向こうに住みたい」と思い続けてきてすっかり年を取り...。今の環境は居心地がよくて大好きなのですが、「このままじゃ自分が停滞してしまう」という焦りが大きくて。
そうだ、国を変えよう。
みたいな。
一昨年の冬、ずっと一緒にいた愛犬がなくなり、翌年緊急事態宣言で何もかもが止まってしまって。家にいるのに愛犬がいないのがすごくつらい時期がありました。
でも1年がたち少し前向きになって色んな可能性が自分の周りでつぼみになり始めて...急激に追い風が背中を押して足を運ばせたような、そんな感覚があります。
それくらい、「そうだ国を変えよう」の思い付きは勢いがありました。
もう何年も重い腰をあげられなかったのに、本当唐突で、気づいたら仲介の方に連絡してZOOM相談して、学校ももうすぐ決まりそうです。
本当変な話ですみません...
でも本当にそれが理由です。
日本にいなくなるから展示休止、が答えです。
理由について実は話さずにそのままいるつもりでした。
もともとそういう事を多くの人に話す性格ではなく皆もそんな興味ないだろうと思っていたからいう必要もないっていうのが理由なんですが...。
今回思った以上にいろんな方から「展示最後なんですよね?」とお声がけ頂き、自分のことを気にしてくれてる人がいるのだなぁと初めて気付きました。
人と会える場だからこそ気づけたことです。
本当何回も言うんですけど、引きこもって漫画描いてたら得られないことばっかりでした。
そんなこともあって、「私の話でも聞いてくれる人がいるのかな」と思いこうして今日理由をお話しした次第です。
本当突拍子もない話で申し訳ないです...
もともとイタリアが好きってことは周知の事実かと思うのですが、「あ、そのレベル?」って感じですよね。
あっちではとにかく「リアルなイタリア」を知りたいですね。あと日本語や英語の文献だと得られなかったことが山ほどあるので、あっちの図書館にも行きたいです!
そんな感じで、私は私でもっと“たのしい”“やりたい”に忠実に生きていく所存ですし、これからもそんな感情や人の優しさを漫画で描いていくつもりです。
そしてそんな感情をだれかと、あなたと共有できたらうれしいなと思います。
それが私の幸せです。
その幸せのために作られた動画が、先日Youtubeにあげたアニメだったりします。
またこんな感じのアニメを作る予定ですので、気長~にお待ちいただけましたら幸いです。
すごく長くなってしまいましたが、今日のところはこれで失礼します。
最後にもう一度...
Lamplight展
お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、会場のイロリムラ様、主催のしえこ、一緒に参加して盛り上げてくださった作家の皆様、本当にありがとうございました。
いくに